物事を分けて考えてはいけない – ハードとソフトの間で思うこと
投稿日時: 2011/10/06 カテゴリー: Uncategorized 1件のコメント »「ソフトウェア革命」が起きつつある今、 日本は「物作り」に執着していてよいのか|シリコンバレーで考える 安藤茂彌|ダイヤモンド・オンライン
昨日のAppleのiPhone4SとiOS5、iCloudの発表を見てから漠然と思っていたことがズバリ書かれていて読んでいてとてもスッキリとしました。
Appleはなぜ成功したのか?それはAppleはソフトウェアの会社であると同時にハードウェアの会社だったからだ。AppleはPCの黎明期から30年に渡ってPCのハードとソフト(OS)を一体で開発してきた唯一の会社であることを忘れてはならない。
ソフトを他社からライセンスして、ただ「単なる物」を作ってきたHPや日本・韓国・台湾・中国の多くのPCメーカーはAppleような魅力的な製品を作れない。自社にソフト能力がないからだ。価格の安いところでしか勝負できない。逆に、「単なるソフト」会社マイクロソフトはゲーム機器Xboxで失敗している。Appleのようにソフトとハードを一体化して魅力ある製品にできないからだ。
iPhoneというのはハードのことですが、ハードの魅力だけで売れているわけではありません。iPhone4Sと従来のiPhone4とのスペック比較は確かに興味のあるところですが、そこにばかり着目しているのはどうも違うのではないかと感じていました。いうなれば、それは従来からのモノづくり的な視点でしかないからです。
AppleのユーザーはAppleのこのハードとソフトの一体化戦略があまりに見事なために他のメーカーのものを許容できなくなってきているように思います。先日、デジタルテレビへの買い替えでSONYのブラビアを買ったものの、そのハードと周辺機器、ソフトのそれぞれの繋ぎがあまりにもチグハグで一体化されていないことに大いに落胆させられました。でも、たぶんこれまでだったらそこまで思わなかったんじゃないかとも。
ハードとソフトが一体化せずにチグハグな原因はおそらく作っている側がバラバラなことにあるのではないでしょうか。SONYの製品を見て私が感じたガッカリ感はその製品を通してSONYという組織の縦割り感を感じたからに他なりません。
では、なぜ組織は縦割り化してしまうのでしょうか。ここを論考していくと長くなりますが、突き詰めていくと、なんでもかんでも分けて考えるという思考の癖に行き着くように思います。ハードとソフトというのは全く異なるものです。異なるものは分けて考えるのが当然。そのように考えてしまう癖です。
事はハードとソフトということにとどまりません。ありとあらゆるものを私たちは分けて考えてしまっています。男と女ということから、年上や年下、営業と制作、仕事を出す側と受ける側、A型とかB型などなど。結局、こういった分ける思考がブレークスルーを殺してしまっているのではないでしょうか。なぜなら、往々にしてイノベーションとは従来分けて考えられていたものを一体化することによって生まれるものだからです。
多様性だと多様化ということがよく言われますが、それは「分けて考えない考え方」が前提にあります。この思考の癖を抜け出さない限り、特にこの狭い島国にいる私たちには明るい未来はないような気がします。
というブログを書いてから会社に着くとジョブズの訃報が。R .I.P SJ
物事を分けて考えてはいけないと教えて、くれたのはあなたでした。
Think Different これからもずっと。

[...] 物事を分けて考えてはいけない – ハードとソフトの間で思うこと (via When you were young) だいじ、最近ほんとにそう思う。 [...]