流動化社会と自分を信じる力


Go Confidently
Photo by sonofgroucho

よく「自信がある」とか「自信がない」というようなことを言いますが、自信とは所与のものではありません。自信とはそこに在ったり、持ったりするものではないのです。

「自信がありますか?」という問いは「あなたは自分のこと信じていますか?」ということであり、信じるかどうかは自分がそうするかしないかだけだからです。

モチベーションの問題にしても自信は不可欠の要素です。自分にもできる、と思えばこそ挑戦するわけで、その小さな成功こそがモチベーションを維持してくれるからです。

また、自分を信じることができなければ他人を信じることもできません。自分にも無理なのに彼にできるはずかない、という風になるからです。そうして、自分への不信が他者への不信となり、信頼関係が薄まっていきます。

もちろん、自分を信じることは過信の危険性があります。なので先人は自信家をたしなめるわけです。自惚れるなよ、と。確かに行きすぎた自己信奉は問題です。しかし、それをたしなめすぎるのもまた問題です。なぜなら、自己肯定することは生きていくうえで最も重要なことだからです。

かつては謙遜は日本人の美徳だったかもしれません。しかし、流動化する社会においてはそれが足枷になっていることも大いにあり得ます。セルフプロモーションや、セルフブランディングについては英語圏のブログには大いに見習うべきところがあります。

現在、社会の非安定化の流れは増しています。非安定化しているというのは、言い換えれば不安定化しているということです。

なぜ、不安定化していっているかといえば、それは私たちが自由を求めたからです。多様な価値観を求めていった結果として現在の社会があるわけです。だとすれば自由との引き換えとして不安定さを受け入れる必要があります。

問題なのは、それを不安に感じるということです。

不安はどこから来るのかというと、非確実性です。そもそも将来というのは不確実なものであるはずなのに、どこかで私たちは確実な未来というものを求めるようになってしまいました。

「この先、どうなるんだろう?」という不安を解消するためには、「これからどうしていこう?」と考える他ありません。

流動化の増していく社会においては自信はますます欠かせない要素です。
過剰に自己肯定する必要はないですが、ほどよくポジティブでありたいものです。



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