創造的な仕事、創造的な生き方
効率化というのは何のためにやるのかと言えば、それによって生み出された時間を創造的な仕事に使うためです。
なので本来の目的としては「創造的に仕事をする」となるわけですが、そこには行かずにいまだに「効率、効率」と単位当たりの処理量に着目している組織もあるようです。
本来の目的から言えば「いかに創造性を発揮するか?」というところから初めて、その取り組みの中に「無駄を省く」とか「効率的に仕事を片付ける」というのが位置付けられるはずなのですが、そうならないのはなぜか?
この場合、「創造的に仕事をする」のが目的で「効率を上げる」のはそのための方法・手段です。手段は間近にあるので注意が行き届きやすいのですが、目的というのはなかなか見えないということがありそうです。
それでは「創造的な仕事」とはなんでしょうか。私が考えるのはこうです。「実質の作業時間よりも、そこに至るまでに時間を要する仕事」です。平たく言えば「インスピレーション」を必要とする仕事と言えます。
つまり、プログラミングやデザイン、企画等々、手を動かしている時間よりも考えを熟成させる時間の方が必要とされる仕事はすべて創造的な仕事と定義できます。そう考えると現代のほとんどのホワイトワーカーの仕事は創造的なんですが。
では「創造的な仕事」を可能にするために必要な能力とは何かというと、それは蓄積と習慣なのかと。蓄積というのはもちろん勉強です。それは直接仕事ではないかもしれませんが、これがないと創造的な仕事はできません。習慣というのは日々の蓄積を可能にするために不可欠です。(経験と言ってもいいのですが、経験はどちらかというと年数を経ることで自然と身につくものというニュアンスがあるような気がします。主体的に動かないと手にいれられない。短時間での習得も可能というニュアンスで蓄積というのを使ってみました。)
つまり、創造的な仕事はもともとワークとライフというように分けることができないものなのです。もし、その2つを分けて考えているような仕事であるなら、それは創造的な仕事でない可能性が高いのではないでしょうか。
- 創造的な仕事は時間で計ることができない
- 現行の会社組織は創造性の発揮を前提にして設計されていない
- 創造的な仕事をするならワークとライフは不可分
- 効率化は手段、創造性の発揮のために必要