When you were young

When you were young and on your own, how did it feel to be alone?

3月 2009のアーカイブ

IEとFirefox、マジョリティとマイノリティ

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CNETで興味深いアンケートがありました。
IEとFirefox、使っているブラウザはどっち?:CNETどっち? – CNET Japan

結果は予想通り、Firefoxの圧倒的支持でした。CNETでこの質問は結果が見えすぎている気がしていましたが、その通りでした。

ie_or_firefox

一方で、最近の記事ではないですが、昨年の11月にCodeZineが実施したアンケートがあります。

ブラウザシェア、MONEYZineの場合 (CodeZine編集部ブログ)

CodeZineの姉妹サイトであるMONEYZineでのアンケート結果ということで技術系でない、いわゆるライトユーザーの志向がよくわかります。

MONEYZine、11月のブラウザシェア
1位…IE6(40.4%)
2位…IE7(38.4%)
3位…Firefox 3(8.3%)
4位…Safari 3.1(3.7%)
5位…Safari 3.2(2.4%)
6位…Firefox 2(1.7%)
7位…Google Chrome(1.1%)
8位…Opera(1.0%)

なんとIE6と7で実に全体の8割近くあります。

制作系・技術系(ヘビーユーザー)と非制作・技術系(ライトユーザー)の乖離が非常によくわかります。

もうひとつCNETからMicrosoftと他社を比較した記事です。

これらの企業間の違いを突き詰めていくと、結局のところMicrosoftは現在のウェブに焦点を置いており、競合各社は未来のウェブに焦点を置いている、ということになる。

インターネットは、読むための静的なページとクリックするためのリンクで構成されたウェブから、計算処理を実行したり人々がインタラクションをしたりするアプリケーションまでをも含むウェブへと進化している。言い換えれば、今やブラウザには、ページを読み込むだけでなく、データを処理することも求められている。優勢を誇るMicrosoftのシェア(Net Applicationsの調査によると67%)は、メインストリーム寄りの世界を反映しているが、競合他社が目指しているのは、これからメインストリームが向かっていくと自分たちが考えるところだ。

via ブラウザ戦争の主戦場はJavaScript–ウェブアプリケーションに注目する各社:スペシャルレポート – page2 – CNET Japan.

もうひとつマジョリティユーザを捉えて、その行動傾向を指摘した記事から。

映画は「どんな話か」や「誰が監督か」よりも「誰が出ているか」で反応が違った。人気有名女優なんかが出てないと、どんなに面白そうでもダメだった。このサイトへ来るユーザの行動傾向を私は、『「知らないものは好まない」の法則』と名づけていた。どれくらい一般化できるか判らないが、サイトのユニークユーザ数の多さからして、けっこう一般性があるんじゃないかと思う。

via 泥臭いWEBの底から〜WEBディレクター覚書〜 マジョリティユーザ視点のweb標準化.

まとめるとこんな感じになるでしょうか。

マジョリティ

  • ライトユーザー
  • 知らないものは好まない
  • IE
  • ウェブブラウジング志向

マイノリティ

  • ヘビーユーザー
  • 知らないものに接したい
  • 非IE
  • ウェブアプリケーション志向

世の中マジョリティ8割、マイノリティ2割なのかなと思うに至りました。これもパレートの法則のひとつなんでしょうね。私はもちろん生粋のマイノリティです。

そして、こうした結果から見えるのはマジョリティ向けのサイトをマイノリティがつくっているという現実の捻れ具合です。一体どうしたらヘビーユーザーがライトユーザーのことを理解できるんでしょうか。間の橋渡しを一体どんな人ができるというんでしょうか。知らないものは好まない多くの人たちに届けるためにはどうすればいいんでしょうか。

なかなか悩みのつきない問題です。

投稿者: hiroshimo

2009/03/27 1:19 pm

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TaskPaperで目の前のタスクに集中する

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taskpaper

TaskPaper — Simple to-do list software
http://www.hogbaysoftware.com/products/taskpaper

最近、タスク管理にTaskPaperを使ってみています。早くも手放せないくらいに気に入ってしまっているのですが、その理由を考えてみました。

  1. ショートカットが豊富
  2. デスクトップの隅っこにおいておいてもタスクが見やすい
  3. テキストファイルなので他のアプリケーションとの連携が楽
  4. 階層化で適時タスクのブレイクダウンが可能

ショートカットが豊富
まず、ショートカットです。Thingsでは左の主要メニューに対してはショートカットで飛べるのですが、プロジェクトの中の項目だとか、タグについてはショートカットがありません。なので基本クリックで移動するわけですが、これが結構面倒だと感じていました。TaskPaperはほぼすべてショートカットで操作が可能です。特にタグの移動が快適です。

デスクトップの隅っこにおいておいてもタスクが見やすい
Thingsなど他のツールで不満だったのは設定したタスクを常にデスクトップの参照可能なところにおいておけないということです。他のアプリケーションに隠れてしまうのです。私は常にデスクトップに時計を置いて作業をしているのですが、そんな感じで常に目に入るところにタスクリストを置いておきたいと思っていたのでTaskPaperでようやくそれが実現しました。常に今日中にやらなければならないタスクを目に入れることで進路を誤らずに済みます。

テキストファイルなので他のアプリケーションとの連携が楽
TaskPaperは見た目にテキストファイルと変わりありません。実際データはテキストファイルに格納されているので、例えばQuicklookなどで見た場合にも中身が参照できます。また、テキストファイルなので検索置換の扱いもテキストそのもの。なによりリストのコピーペーストが自由です。リストをちょっとメールしたい場合や、他のエディタなどでリストを作ってそれをインポートしたい場合なんかに威力を発揮します。

階層化で適時タスクのブレイクダウンが可能
最後に階層化のブレイクダウンについて。これは特にTaskPaperだからということでもないのですが、普通にテキストファイルのTaskpaperの場合インデントで階層していくのが楽です。基本的にブレストを行う場合は階層化で考えるので、それをそのままタスクリストとできるのは非常に理に適っています。

私はこれまでいくつもGTDツールを試してきていて、いつもこれが最後と思いつつ、不満が出てきて乗り換えるということを繰り返しています。今度のTaskPaperはシンプル設計で、今まで試してきたどのツールよりも融通がきくという印象です。最終的にはシンプルなのが一番ということでしょうか。

GTDの実装にツールを使うのではなく、タスクをどうこなしていくかということにフォーカスしてツールを使うようにならないといつまで経ってもProductivityPornですね。自戒をこめて。

投稿者: hiroshimo

2009/03/25 1:52 pm

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WordPress 人気の秘密はどこにある?

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海外においてはブログツールといえばWordPressだというのがGoogleTrendsを見ても一目瞭然ですが、ここ日本においてもWordPressの人気は徐々に上がってきているようです。(上が全世界、下が日本に限定したときのWordPress/青とMovableType/赤の比較です)

人気ブロガーの田口さんが最近WordPressに移行したことは記憶に新しいところですね。

IDEA*IDEA ~ 百式管理人のライフハックブログ ~

私もこの半年ほどWordPress.comを利用していますが、特に昨年の12月にバージョン2.7になって管理画面のインターフェースが刷新されたからというものは毎日その素晴らしさに感動を覚えるほどです。

なかでも気に入っているのがStatsでしょうか。毎日どれだけ読まれていて、どの記事が人気なのかということがダッシュボードにまとめられているのです。

stats

このStatsを見ることでこれまで一番よく見られている記事、最近よく見られている記事、最近どんな検索ワードで見に来られているかということがすぐにわかります。

これを見ることで「最近アクセス全然ないな、そういえば更新してないな」というような気づきに繋がります。いかにモチベーションを維持していくかという仕組みは重要です。

そのほかにも細部にいたるデザインの気配りだとか、細かいところの使い勝手だとか挙げていけばきりがないほど、よく作り込まれています。その完成度といったら、まったく溜息が出るほどです。

そんなWordPressですが、現在25歳の若者によって創設されたというのだから、驚きです。

Matt Mullenweg – Wikipedia, the free encyclopedia

彼が属するのがAutomatticというオープンソース企業なのですが、実に興味深い集まりです。

About Us « Automattic

About Usを見ると顔写真入りのプロフィールが賑やかですが、面白いのが彼らの肩書き。Systems Wrangler、Quantum Bug Creator、Happiness Engineer、Lightbulb Engineer、Human Engineer、Ping-pong Specialistなどなど。なかでも極めつきは創設者のMattでしょうか。彼の肩書きはCBBQTT (Chief BBQ Taste Tester)だそうです。

ますますWordPressのことが好きになりました。

投稿者: hiroshimo

2009/03/19 12:15 pm

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ThingsでGTDをリブートする

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ThingsのiPhoneとの同期の不具合がいまだに解決せず、フォーラムで相談したところデータを再構築したほうがいいとのアドバイスを受けました。面倒なのでしばらく放置していたのですが、同じくフォーラムで紹介されていた使い方が良さそうだったので再びリストを作り直すことにしました。

その方法とは、リストを今週中にやるものとそうでないものに分けてアクティブなリストには今週中のものしか入れないというものです。NextActionというのは、次にやるべきことなわけですが、その「次」が結構曖昧だったりします。やるのはやるんだけど、来週でもいいといったものも入っていたりします。ここを「今週の」というふうに線引きすることによってNextActionが厳密になってきます。さらにそのNextActionのリストから今日やるべきことを絞りこんで毎日それらを処理していくというわけです。

このアイディアを取り入れて次のようなフローを課しています。

  1. すべての気になることをインボックスに落とす
  2. インボックスのアイテムを今週中にやるべきことかどうかという基準でNextとSomedayに分ける
  3. Nextのなかで今日やるべきことにスターをつけてTodayへと移す
  4. Todayのリストをメモに書き写す
  5. 作業中気になったことはQuickEntryでインボックスに入れておく
  6. 一日の仕事の終わりにTodayのリストを見直して終わったタスクにチェックオフをいれる

ルールとしては仕事中にThingsのリストを見ない、ということです。リストはいったんメモに書き写すので、それを見て作業を進めます。ふと思いついたことなどはQuickEntry(Cotrolとスペースバーでポップアップする)が便利なので、そこに落としておきます。ただし、仕事中に新たに発生したその日にやらなければならないタスクについてはメモの方に書き写して、処理対象とします。

また、基本的には仕事に使うのでPersonalのリストは非アクティブにしておきます。Personalのリストは週末など自分の時間がとれるときに見直せばいいだけなのですから、実際毎日目にしても仕方がなかったりします。

今回、もうひとつ参考にしたいと思ったのはMark Forster氏の提唱する新しいタスクマネジメント手法のAutofocusです。Autofocusの考え方は簡単に言えば、ひとつのリストを作り、そのアイテムを脳内にくぐらせることで浮かび上がってくるタスクからやっていくということです。私が注目したのは、GTDと違ってプロジェクトかそうでないかを判断するプロセスがないというところです。結果的に居残りになるタスクというのがプロジェクトだというわけです。そうした居残りのタスクは再度定義しなおして再登録するか、もっと細かく砕いて実行可能なものにするかになるわけです。最初にそれを判断しないというのは結構目から鱗でした。

考えてみれば、タスク管理の目的はタスクを整理するこではなく、確実にタスクを実行していくことです。実行していくことにフォーカスを当てれば、最初からプロジェクトをいくつも作っていくことはないのです。

プロジェクトというのは実行不可能なものです。あくまでプロジェクトはプロジェクトとしてそこからアクションを抽出するためのトリガーだと考えた方がいいのかもしれません。

投稿者: hiroshimo

2009/03/17 9:00 am

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ロディアのNo.8でDoingシートをつくる

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photo1先日の関西ライフハック研究会に参加してからまた新たにひとつDoingシートという習慣がインストールされました。本日はそのDoingシートについて紹介させていただきたいと思います。

ワークショップではA4用紙を折って16マスの枠を作り、それぞれのマス目に時刻を降って、タスクを書き込んでいくという手法が紹介されていました。

今自分が何をしているのか、時間を区切って集中するということが効果的なのはわかっていたのですが、なかなか実装方法が見あたりませんでした。BubbleTimerも試してみたのですが、やはり続きませんでした。

そこで、以前のライフハック研究会でいただいたロディアのNO.8を思い出したのです。さっそく縦に時間のメモリを入れて、タスクを開始する時刻に横線を引いて何をするのかを書いてみました。そして、ここまでには終えようという目印を時刻の横に▲として入れておきます。予定通りに終わればその▲の横に実線が引かれるわけですが、予定オーバーした場合には×を入れます。

これをしてわかったのは予定は必ずオーバーするということ。そのたびに自分の見積もりが甘いことを×印で思い知らされます。

また、いつの時点でも今日一日のなかで何をして、何をしなかったのかということが一目瞭然で、やるべきことがよりクリアになっていく感触を得ています。

別にロディアのNO.8でなくてもいいのですが、キーボードのワキに置いておくにはサイズが絶妙にはまります。…というところでタイムアップです。

投稿者: hiroshimo

2009/03/13 1:35 pm

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GTD再考 – アナログかデジタルか?

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先週の土曜日、関西ライフハック研究会「GTDマスターへの道」に参加してきました。

今回は主催太田さんによるGTD+R2のワークショップという形式で、実際にロディアを使ったGTDの方法を体感することができました。短い時間だったので全体を把握することは正直できなかったのですが、この数年続けてきたGTDについてゼロから考え直すいいきっかけになったと感じています。

セミナーではGTDというのは考え方であって、それをどう実装するかは個人にまかされているところがあるとおっしゃっていましたが、まったくもってその通りです。GTDという考え方と、そのために使うツールというのはコレといったものがないのが現実です。そのなかで最初はRememberTheMiikなどのウェブツール使用したり、そこに飽きたら今度はMacのソフトウェアを使用したりしていました。

紆余曲折を繰り返し、この半年ほどはThingsというMacのアプリケーションに落ち着いていました。iPhoneアプリとの同期を行うことによりポータブルにリストを持ち運ぶことができるというのが魅力的だったのですが、折しもこのセミナーの数日前からiPhoneとの同期がうまく行かなくなっていました。もう一度最初からリストを作り直せばいいのだろうと思っていたのですが、また同じことがあってリストが同期できなくなったらと思うとなかなかやる気になりませんでした。

そんなわけで、Thigsというのは大変よくできたアプリケーションで、ルック&フィールがすごく自分好みではあるのですが、使うのを一時的にやめようかと思っていたところだったのです。

セミナーではGTD+Rというロディアを使ったアナログなGTDの方法論が紹介されていたわけですが、私が感じたのは以下の点です。

面倒くさがってはいけない
気になることをロディアに書き出していって、それをアクションシートに転記するということだたのですが、この転記という作業を私たちは面倒に感じてしまいます。ですが、実際にやってみて思ったのは「これを面倒くさがってはいけない」ということです。
また、実際に紙に書くということで取り消せないという強制力が働くのもデジタルとの大きな違いです。デジタルだと「今日すること」としてマークしたものでも、一瞬でマークを外すことができます。やり直しが楽なのが、この場合先延ばししやすくさせているということはあるように思います。

整理することが目的ではない
なぜGTDにアプリケーションを使いたくなるかというと、おそらく整理が楽だからなんだと思います。タグ付けしたりプロジェクトフォルダをつくって、そこにリストを移動したりとか。しかし、これは諸刃の刃であるとも感じることも時々あります。整理が楽しくて、それが目的になってしまうのです。手段は往々にして目的化してしまうのですが、GTDの本来の目的はその名の通りDoneすることにあるわけで、整理することが目的ではありません。整理することで視界が拓けるというか、見晴らしがよくなるような快感があるのは事実ですが、そのことと仕事を片付けていくということとはまた別の問題です。

常に意識すること
アプリケーションを使っていて不便に思うのは、リストを目に付くところに常に置いておくことができないというところです。他のアプリケーションの背後に隠れてしまうわけです。そうすると「今日中にこれをする」といったことが意識から離れていってしまいます。そして、一日の終わりになって「ああ、これができていなかった」ということになりがちです。
これは例えば時計やカレンダーを常に目に付くところに置くということと同じかもしれません。ずっと見ているわけではないですが、ふとしたときに目にすることで「ああ、もうこんな時間か」とか「ああ、来週は会議だな」とかを意識することができるのです。なのでToDoリストもやはり常に視界のうちにあるべきなのかなと。

プロジェクトはトリガー
ネクストアクションというのはその項目を見て、すぐに行動に移せるものでなければならないということはよく言われるところです。しかし、気になることを頭から追い出したときに、それがすぐにアクション可能な文言であることは稀です。多くは漠然とした複数ステップの塊であることが多いように思います。
GTDではArea Of Responsibilityという、プロジェクトより上位の概念がありますが、これもトリガーです。AORの下にプロジェクトがあって、その下にタスクがあるということです。行動可能か否かということで分けるならばAORもプロジェクトもタスクを抽出するために見返すリストでしかないのかと思うのです。つまり、プロジェクトのリストについては常に目にする必要はなく、週次レビューで見返せればいいのかなと思います。

少しづつ、まめにダンプする
GTDでは最初に2-3時間かけて頭のなかにある気になることをダンプしていくわけですが、これが結構大変なので手を出しにくいという人もいるのではないでしょうか。私自身もこの時間を捻出するのにいつも困ってしまいます。また、どこまでやったらいいのだろうかと不安にもなりがちです。このプロセスが大事なのには間違いないのですが、一度にすることできない場合、少しずつちょっとずつ出していくのも手なのではないでしょうか。
GTD+Rではロディアの一枚一枚に気になることを書いていき、それをシートに転記することで一日にいくつ処理できたかということをカウントするということです。これは是非取り入れたい習慣です。

というわけで、しばらくデジタルツールを離れてアナログでGTDをやってみようと思っています。

投稿者: hiroshimo

2009/03/09 1:23 pm

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大不況で大きな時代の転換点を感じる

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なんだか大きな時代の転換点にいるような気がします。100年に一度の大不況と言われていますが、もっと大きな時代の流れ、うねりというものを感じます。

具体的には自分にとって大きな出来事と感じたのは会社が残業を禁止したということです。実質上、賃金のカットということなのですが、この出来事は私にはかなりインパクトがありました。というのも、それまで残業は暗黙のうちに業務時間として含まれていたようなところがあったからです。

根底には「たくさん働き、たくさん稼ぐ」という思想があったように思います。しかし、これが「少なく働き、たくさん稼ぐ」に転換したわけです。効率化を目指してそうなったわけではないのですが。

結果的に効率化、合理化は進むのかもしれません。ですが、やはりかなり無理があるのも事実。「少なく働き、たくさん稼ぐ」のは理想でしょうが、実際は「少なく働き、少なく稼ぐ」ということになるのではないでしょうか。現在進行中ですが、今後多くの失業者があふれ、格差は拡大し、社会不安が増すことでしょう。なぜなら「少なく働く」ということは「働き口が少ない」ということであり、「少なく稼ぐ」ということは「分配が少ない」ということを意味するからです。「少ない稼ぎ」で「豊かに暮らす」ということがひとつのモデルになるのではないかと思います。それが可能かどうかは別として。

産業革命から始まる大量生産・大量消費がグローバライズしてほとほと手がつけられないという状況になったということなのかもしれません。働き手もそこに翻弄されるのではなく、もっといい意味で視野を狭めてコミュニティへと関心を向けるべきなのでしょう。

私が個人的に感じているのは、これからは会社勤めというのは珍しくなっていくのではないかということです。職業は何ですかと問われて「会社員」と答えていた時代はもうなくなるのではないかと。会社員では一体何をやっているのかさっぱりわかりません。「営業」といっても同じことです。そうではなくて、もっと具体的に「花屋」とか「パン屋」だとか「大工」または「ウェブ屋」だとか、そんなふうに職業をアイデンティティにしていくようになるんじゃないかと。

いろんな意味で仕事観や職業観、社会観というものが変わっていっています。結論を言うと、私はこの流れは必須だと感じていますし、最終的には社会をより良くするということに繋がっていくのではないかと思います。

まず、今までよりも個人のなかで会社が占める割合が少なくなります。そうなるとどこにアイデンティティを求めるかということです。ひとつは家族でしょう。そして地元の生活コミュニティでしょう。そこに関心が向かえば「政治」に関心を持たざるを得なくなります。つまり、今まで会社の業績を良くしようとか、それによって自分たちの生活を良くしようと考えていたのが、そうではなくなり、自分たちの生活を良くするにはどうしたらいいのかを考えていくようになるのではないかと。

この市場主義経済というものも資本主義社会というのも人類の進歩には必要なプロセスだったのだと思います。ですが、負の側面というのも見過ごせなくなっているわけで、これ以上こぎ続けるのは無理があると誰しもが少しは感じているのではないかと思います。

個人的な観点で見ると、この不況で収入が減り、生活の不安定さが増すことは歓迎することではありません。しかし、もっと大局的にこの流れを見れば、もはや景気がどうこうというレベルの話ではないのだということを思います。

みなさんはいかがでしょうか。

    投稿者: hiroshimo

    2009/03/04 9:00 am

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