8月 30th, 2008のアーカイブ
TCシンポジウムで魅力ある製品がもたらす体験について考えた
先日、マニュアル製作者の集まりであるTCシンポジウムに参加した。受講したのは下記の4つ。
- 基調講演:製品取扱情報を、より良いユーザ体験とするために~WebのRIA技術から学ぶこと~
- お客様の”知りたい”要望に応えるための魅力ある取扱情報作りと提供方法
- ペルソナ・シナリオを用いた製品開発
- 製品情報開発に必須の人間中心設計(HCD)アプローチ
基調講演ではビジネスアーキテクツの三井英樹さんが講演された。パネルディスカッションではソシオメディアの篠原稔和さんや上野学さん、セッションではコンセントの長谷川敦士さんなど憧れの情報デザイン分野のトップランナーの皆さんの話が聞けて非常に刺激を受けた。
それからというもの、毎日今の自分の仕事、目指したい姿、ユーザーエクスペリエンスなどについて考えている。考えを可視化してみると上のような図になった。現在の取扱説明書というのは各論で、それはそれで品質向上が求められるわけだが、もっと大きくマクロ的に見た場合には、ウェブを一元化した窓口として活用する道が来る。個別に品質を上げていくという取り組みだけではすまない。ドラスティックな変化が予想されるのではないか。全体の根底に、そのような問題意識があると受け取った。
しかし、製品によってもその変化には差があるだろう。例えばPCというような商品を見れば明らかだが、そうした情報プロダクトと白物家電では同じ製品であっても全く立ち位置が違う。
ともあれ、ウェブでの情報提供が真に活かされるには、それ以外のメディアを合理化しないといけない。そしてウェブというのがもっともっと生活の場に浸透していく、ユビキタスになるというのは進化の流れとして止めることはできない。好むと好まざるにかかわらず、そういうパラダイムシフトの時代に生きているということはしっかりと認識しないとと思う。
思えば、フィルムカメラはデジタルにとって変わられたし、レコードはビニール盤からCDへとメディアを変え、今はデジタルデータで買う時代だ。見渡せば、いろんなところでドラスティックな変化が起きている。渦中にいると気づきにくいものだが、少し立ち止まって考える必要があるかもしれない。
今できることというのは、そうした気づきを言語化して、常に進路を見極めること。そのためには学ぶ機会を逃してはならないと感じた。
