8月 29th, 2008のアーカイブ
ウェブにはベストプラクティスが当たり前のようにある
ウェブの世界が面白いのは、情報やノウハウがグローバルに流通しているからだといことは案外業界のなかにいたら気づかないことなのかもしれません。しかし、一度他の業界に身を置いてみると、ウェブのそうした状況が特別であることに気づかされます。
例えば紙媒体を対象としたグラフィックデザインについては、ウェブのデザインに関するほど情報は流通していません。エディトリアルデザインというような、出版物のレイアウトについての情報をウェブで得ようとしても簡単ではありません。
もし、いま雑誌のレイアウトをデザインしなければならないとしたら、市中に出回る雑誌を買い漁らなければならないでしょう。そうしたとしても、手にいれられるのはせいぜい十数冊ではないでしょうか。同じジャンルのものに限ればもっと少なくなるかもしれません。そして、そのデザインを参考にするにしても、非常に手間がかかります。保管も大変です。かつてグラフィックデザインの事務所には書架があって、デザイン関係の書籍が山と詰まっていたものです。デザインに行き詰まった場合に参考にする図書が集められていたわけです。そうした書籍のなかから、それぞれベストプラクティスと思えるものを参考にしていたりするわけです。そしてノウハウを蓄積しているところが、競争において優位でした。つまりは経験がものを言っていたのです。
ウェブではベストプラクティスにリアルタイムで触れることができます。何もデザインに限ったことではありません。プログラムだってそうでしょう。システムだってそうです。狭い世界のなかで正解を探しているあいだに、広い世界ではその問いすらが無効になっていたりするわけです。
グローバル化とITはあらゆるところで生活のパターンを変化させて、私たちの意識を変化させ、そして働き方からなにから変えようとしています。俯瞰してみるとあらゆることが一つの変化によって引き起こされた変化なのだということに気づきます。いたるところでパラダイムシフトが起きているのが現代なのでしょう。
下記のエントリーに同意です。
私たちは、インターネットで引き起こされたパラダイムシフトの真っ只中にいる:夢幻∞大のドリーミングメディア – CNET Japan