When you were young

When you were young and on your own, how did it feel to be alone?

8月 2008のアーカイブ

TCシンポジウムで魅力ある製品がもたらす体験について考えた

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先日、マニュアル製作者の集まりであるTCシンポジウムに参加した。受講したのは下記の4つ。

 

  • 基調講演:製品取扱情報を、より良いユーザ体験とするために~WebのRIA技術から学ぶこと~
  • お客様の”知りたい”要望に応えるための魅力ある取扱情報作りと提供方法
  • ペルソナ・シナリオを用いた製品開発
  • 製品情報開発に必須の人間中心設計(HCD)アプローチ

 

基調講演ではビジネスアーキテクツの三井英樹さんが講演された。パネルディスカッションではソシオメディアの篠原稔和さんや上野学さん、セッションではコンセントの長谷川敦士さんなど憧れの情報デザイン分野のトップランナーの皆さんの話が聞けて非常に刺激を受けた。

それからというもの、毎日今の自分の仕事、目指したい姿、ユーザーエクスペリエンスなどについて考えている。考えを可視化してみると上のような図になった。現在の取扱説明書というのは各論で、それはそれで品質向上が求められるわけだが、もっと大きくマクロ的に見た場合には、ウェブを一元化した窓口として活用する道が来る。個別に品質を上げていくという取り組みだけではすまない。ドラスティックな変化が予想されるのではないか。全体の根底に、そのような問題意識があると受け取った。

しかし、製品によってもその変化には差があるだろう。例えばPCというような商品を見れば明らかだが、そうした情報プロダクトと白物家電では同じ製品であっても全く立ち位置が違う。

ともあれ、ウェブでの情報提供が真に活かされるには、それ以外のメディアを合理化しないといけない。そしてウェブというのがもっともっと生活の場に浸透していく、ユビキタスになるというのは進化の流れとして止めることはできない。好むと好まざるにかかわらず、そういうパラダイムシフトの時代に生きているということはしっかりと認識しないとと思う。

思えば、フィルムカメラはデジタルにとって変わられたし、レコードはビニール盤からCDへとメディアを変え、今はデジタルデータで買う時代だ。見渡せば、いろんなところでドラスティックな変化が起きている。渦中にいると気づきにくいものだが、少し立ち止まって考える必要があるかもしれない。

今できることというのは、そうした気づきを言語化して、常に進路を見極めること。そのためには学ぶ機会を逃してはならないと感じた。

投稿者: hiroshimo

2008/08/30 6:14 pm

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ウェブにはベストプラクティスが当たり前のようにある

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ウェブの世界が面白いのは、情報やノウハウがグローバルに流通しているからだといことは案外業界のなかにいたら気づかないことなのかもしれません。しかし、一度他の業界に身を置いてみると、ウェブのそうした状況が特別であることに気づかされます。

例えば紙媒体を対象としたグラフィックデザインについては、ウェブのデザインに関するほど情報は流通していません。エディトリアルデザインというような、出版物のレイアウトについての情報をウェブで得ようとしても簡単ではありません。

もし、いま雑誌のレイアウトをデザインしなければならないとしたら、市中に出回る雑誌を買い漁らなければならないでしょう。そうしたとしても、手にいれられるのはせいぜい十数冊ではないでしょうか。同じジャンルのものに限ればもっと少なくなるかもしれません。そして、そのデザインを参考にするにしても、非常に手間がかかります。保管も大変です。かつてグラフィックデザインの事務所には書架があって、デザイン関係の書籍が山と詰まっていたものです。デザインに行き詰まった場合に参考にする図書が集められていたわけです。そうした書籍のなかから、それぞれベストプラクティスと思えるものを参考にしていたりするわけです。そしてノウハウを蓄積しているところが、競争において優位でした。つまりは経験がものを言っていたのです。

ウェブではベストプラクティスにリアルタイムで触れることができます。何もデザインに限ったことではありません。プログラムだってそうでしょう。システムだってそうです。狭い世界のなかで正解を探しているあいだに、広い世界ではその問いすらが無効になっていたりするわけです。

グローバル化とITはあらゆるところで生活のパターンを変化させて、私たちの意識を変化させ、そして働き方からなにから変えようとしています。俯瞰してみるとあらゆることが一つの変化によって引き起こされた変化なのだということに気づきます。いたるところでパラダイムシフトが起きているのが現代なのでしょう。

下記のエントリーに同意です。

私たちは、インターネットで引き起こされたパラダイムシフトの真っ只中にいる:夢幻∞大のドリーミングメディア – CNET Japan

投稿者: hiroshimo

2008/08/29 6:42 pm

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THA/中村勇吾展:時代に愛されるということ

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月曜日にTHA/中村勇吾展を見に行ってきました。展示物はどれもなじみのあるものばかりでしたが、それらが一堂に会していると壮観です。展示内容のウェブフラッシュはすべて大型液晶モニターに映し出され延々とループしていました。そして、それらを結ぶのはUNIQLOCKのピッ、ピッ、ピッ、ポーンという、あの時報。画面がその時報にあわせて緑・赤・青と変わっていき、tha*のロゴが一瞬映し出されます。

インタラクションのある展示もまたニヤリとさせられるものでした。カメラで顔だけを写し撮り、それを展示モニターに映し出される数々の人物写真の顔部分にはめ込むというものです。

インタラクションということを知る・体感するには絶好の機会でした。また、中村勇吾さんについてももっと興味がわいてきました。彼は間違いなく時代の寵児でしょう。ギャラリーにはプチ勇吾とも言うべき若者が多く散見されました。一昔前ならチューヤンとか言われてたかも知れませんが、彼らのなかから新しい才能が生まれてくるかもしれないと思うと、若さっていいなぁとか思わずにはおれませんでした。

投稿者: hiroshimo

2008/08/28 6:59 pm

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ブラウザを越えたブラウジング体験

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Cooliris, Inc. | Beyond the Browser

これはもはやブラウザでもないのかもしれない。。”Beyond the Browser” というのも頷ける。

Firefoxでは以前から話題になっていたアドオンだが、safariにもようやく正式版が登場した。インストールが成功すると右上の検索バーの横にアイコンが追加される。そのアイコンをクリックするだけで、フルスクリーンになって画像閲覧が可能になる。マウスでずらずらっと3Dで画像が並ぶ様は実に壮観。ホイールで拡大縮小も非常にスムーズで気持ちいい。新しいバージョンではAmazonの商品を検索できたりして、新しい体験だ。(ただし、amazon.comだが)

Joostの登場の時ぐらいの興奮を感じる。

投稿者: hiroshimo

2008/08/23 5:37 pm

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新しいルールで働こう

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http://zenhabits.net/2008/08/12-new-rules-of-working-you-should-embrace-today/

1. Online apps and the cloud beat the desktop and hard drive. 
2. Collaborate on documents, don’t email them.
3. Collaboration is the new productivity.
4. People don’t have to be in an office.
5. Archive, don’t file.
6. Small teams are better than large teams.
7. Communication is a stream.
8. Fewer tasks are better than many.
9. Meeting (usually) suck.
10. Open-source is better than closed.
11. Rest is as important as work.
12. Focus, don’t crank.

新しい働き方をはじめよう。メールにファイルを添付してやりとりするんじゃく、オンラインのアプリケーションでコラボレートして作業を進めよう。どこにいてもコラボレートは可能なんだから、オフィスにいる必要はない。書類をたくさんファイリングするんじゃなくて、ただただ蓄積しよう。必要な時はサーチすればいいんだから。プロジェクトをすすめるんだったら少ない人数でやるほうが効率的だ。仕事は多いよりも少ない方がいい。選択と集中が大事。一番重要なことにフォーカスしよう。ミーティングはだいたいにおいて無駄なのは言うまでもない。何度も繰り返そう。フォーカスすることだ。人生において、キャリアにおいて、会社にとって一番大事なことはなんだ?

投稿者: hiroshimo

2008/08/22 5:45 am

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週4日労働はうまくいく?いかない?

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Forbes misses the point of the 4-day work week – (37signals).

37signalsのこの記事が興味深い。

Forbes.comの「週4日労働はうまくいかない」との意見に対する反論となっている。Forbesは週4日労働の実現を1日10時間労働として捉えている。つまり、1日の労働時間を増やすかわりに週のうち働く日数を減らすというもので労働の総量は変わらないとする考え方だ。

これに対して37signalsのJasonは週4日労働はそもそも全体の労働量を減らすという考え方なのだからForbesの意見はまったく的外れだと言う。

では何のために労働量を減らすのか。

それは効率を最大化するためだと言う。この考え方にはおおいに賛成したい。いまだに工場のパラダイムを引きずって定時に出社、全員が同じように行動するのは不自然だと思う。

コメントにはいろんな意見がある。Forbesが対象としているワーカーはクライスラーに勤める労働者なのだから、デスクワーカーのように時間短縮して効率を上げるのは限界があるという意見もある。

より少なく働き、より成果をあげる。そのようなことは一部の人のみに可能なことなのだろうか。それとも、もっと広範に適用できる考え方なのだろうか。

投稿者: hiroshimo

2008/08/21 5:34 pm

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ベストなオンラインノートはどれだ?

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Photo by Reeding Lessons

Mashableに興味深い記事が出ていた。

Top 10 Online Note Taking Applications.

私は37signalsのBackpackこそが最高のオンラインノートだと確信しているのだけど、どれもそれなりに長所があって面白い。

Luminotesにはインデックスカードを用いて説明があり、この感じはまさに私がBackpackのノートに感じていたところだった。

Luminotes: personal wiki notebook

機能的にはどれも高いレベルで競い合っているように思う。そうなると、あとは感性で差別化しなくてはならない。UIが重要なのは疑いない。

そういう意味では37signalsのプロダクトは一歩先を行っているような気がする。

EvernoteもGoogleノートブックも使っているが、どうも馴染めない。どちらもノートを取っていくと意識せずに保存してくれるのだが、それがノートをとったという小さな達成感を阻害しているように思う。

Backpackの場合、保存ボタンを押すとカードが裏返ったようにプレビューに切り替わる。アナログでいうと、ロディアのメモ帳に書いてから、それをピリリッとちぎる快感に近いかもしれない。なんとも説明しずらいのだが、これこそがUIの妙なのだろう。iPhoneもそういうの多いよね。

投稿者: hiroshimo

2008/08/20 4:54 pm

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ウェブとセレンディピティ

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今朝、YOUTUBEを見ていたら、Fujiya & Miyagiというなんとも不思議な名前を見かけた。何なのかと思って調べてみるとイギリスのブライトン出身の3ピースのグループだということ。

フジヤ&ミヤギ – Wikipedia

出会ったのはこちらのビデオ。すごく気に入った。

こうやって偶然にまかせてイイ出会いがあると嬉しくなってしまう。ネットにはそういう意味で出会いが無限にある。街を歩いていたって、本屋に行ったって、CDショップに行ったところで出会うことのない本や音楽や記事や知見との出会いがある。

ネットが好きな理由はそこだ。

投稿者: hiroshimo

2008/08/19 4:06 pm

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印刷とウェブ(データベース)

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印刷はできあがった時点で過去になる

印刷の反対はなんだろうかと考えてみた。最初に思ったのが印刷物は点であるということだ。印刷する瞬間の情報しか伝えることができない。直後に訂正が入ったとしても一旦プリントしてしまえば、刷り直すのは大変だ。つまり、いつ、その情報を出力するかという判断が必要になるということだ。そのタイミングを逸すれば即損失となる。

最近、過去の印刷物のアーカイブをPDFで作れないかとの問い合わせがあった。確かにそのようにすれば、検索も可能になる。しかし、リアルタイムじゃない。いつの時点でアーカイブ化するかと言ったら、その情報が必要でなくなったときだ。後生大事にとっておくべき情報だろうか。いつその情報を参照するのだろうか。

そう考えると、印刷の反対側が見えてくる。データベースだ。ここで言うデータベースとはウェブも含めたデータの集合体という感じ。

以下、ざっと思いつくままに箇条書きにしてみた。

  • 印刷
    • 廃棄・消費される
    • アーカイブが困難
    • 検索が困難
    • 静的
    • 流通コストがかかる
    • 在庫コストがかかる
  • データベース(ウェブ)
    • 蓄積される
    • 検索が容易
    • 動的
    • 流通コストがゼロ
    • 在庫コストが極小

印刷物が常に過去の一点を具現化しているのに対して、データベースは常に現在の情報を書き込み、引っ張り出している。データベースがインターネットにつながれたのが、すなわちウェブなんだと思う。インターネットに繋がれていないデータベースは特定の誰かしかアクセスできない。そうであれば広く配布可能な印刷物との比較にはならなかっただろう。

ウェブ組版?

組版というのは印刷用の版を組むこと、すなわち台割り・レイアウトのことを言うが、その生成作業の自動化というのは何も目新しいことではない。しかし、元となるデータをウェブと共有するとなると、データベースを使った自動組版で「点」の情報を吐き出すことにどれほどの価値があるのか疑問だ。

紙の良さは確かにある。けれども、それはどちらかというとエモーショナルな点で感じている良さだという気がする。例えばブログを印刷製本するというサービスがあるが、その動機には自分の記録を残しておきたいというウェットなものの方が大きいように思う。

もっとドライに実用性や機能性といったものを考えた場合には、今の時代感覚でいうと印刷というのは遅すぎやしないか。すでにユーザの側でプリントする力を持っていることを考えると、写真のプリントがデジカメにとってかわられたようなことは確実にやってくるように思う。つまり必要なときに必要な量だけ(オンデマンドで)ユーザが印刷するということだ。

投稿者: hiroshimo

2008/08/18 4:54 pm

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ウェブデザイナーの憂鬱

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静的な媒体にはグラフィックデザイン、動的な媒体には?

写真や文章を扱って印刷物をデザインする人のことをグラフィックデザイナーと言います。では同じようにウェブをデザインする人のことをウェブデザイナーと言うのかというと、なぜかしっくりときません。

The Man in BlueでリンクされていたJason Santa Mariaさんの記事では「あなたは自分のことを何て説明する?」という問いかけがなされていました。Jasonさんはもともとグラフィックデザイナーで、今はウェブのデザインをしている有名デザイナーです。

Jasonさんの問いかけはグラフィックデザインというのはウェブの世界に居場所があるのか、それとも伝統的なデザインの方法として追いやられていくのかということです。

この問いかけに対するコメントが実に溢れていて、どのコメントにも興味を引かれます。業界内では職種が細分化されてきて、色々な言い方が出てきていますが、業界外の人には説明が難しいというのがウェブの世界なのでしょうね。

読みながら下記のエントリーを思い出しました。

一般的に「Webデザイナー」と呼ばれる人の仕事は、じつに幅広い。ビジュアル的に「デザイン」すること(どんなサイトにするかの「絵」を作ること)や、サイトの構造・ラベリング・ナビゲーションといった「情報アーキテクチャ」を決めること、そしてHTMLやCSS、JavaScriptといった技術によってそれらを実装することは、それぞれ異質な作業であり、別種のスキルが求められる。
「フロントエンド・エンジニア」という呼び名のパワー – Zopeジャンキー日記

Jasonさんの記事のなかにもFront-End Developerというのがいくつか出てきます。ビジュアルデザインを主とせず、JSやCSSを使ってコーディングしていくところに価値を置いている人たちはこの呼称を好むのではないかと思います。

現実的には、肩書きに対していろんな解釈をしてくる人がいるわけなので、複数の肩書きを持つのがいいんではないでしょうか。

投稿者: hiroshimo

2008/08/13 4:36 pm

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